「本物の占い師じゃない気がする」そんな偽物症候群から抜け出すための処方箋

「本物の占い師じゃない気がする」そんな偽物症候群から抜け出すための処方箋

「私なんてまだまだです…」
「何にも言葉が出てこない時があって…」
「相談者から全然良い評価のコメントを貰えなくて…」
「どうしても勉強不足だと言う感覚が拭えない…」

占い師として活動しているのに、つい口をついて出てしまうこんな言葉。実はこれ、多くの占い師が抱える「偽物症候群(インポスター・シンドローム)」の典型的な症状です。

私も駆け出しの頃は、お客様から「ありがとうございます」と言われても、心の中で「でも私、本当は何もできていないかも…」なんて思っていた時期があったのは、ここだけの話です(笑)。

でも、この「私なんてまだまだ」という思いって、実は真剣に占いに向き合っている証拠でもあるんですよね。今日は、そんな真面目で謙虚なあなたが、偽物症候群から抜け出して、本来の実力を発揮できるようになる具体的な方法をお伝えします。

結論から言えば「完璧」は存在しません。
そして「鑑定に100%正解」はありません。

鑑定するのは人間なので間違いや勘違い、または「読み違い」なんてことは必ずあります。
大事なのは的中率よりも「心のケア」「安心感と信頼」です。

当事者よりも占い師として「第三者の意見として公平な立場から相談者の現状に向き合うことが本当に大切なことです。

目次

なぜ占い師は「偽物症候群」に陥りやすいのか?

占い師という職業は、他の専門職と比べて特に偽物症候群に陥りやすい環境にあります。その理由を3つご紹介します。

1. 見えない能力を扱う不安

「この解釈で本当に合っているのかな?」「もしかして私の直感、間違っているかも…」

占いは目に見えない能力を使うお仕事だからこそ、自分の判断に確信が持てない瞬間があるんです。これは当然のことなんですが、真面目な方ほど「私、本当にできているのかな?」と不安になってしまいます。

2. 完璧主義の罠

責任感が強くて完璧主義な方に多い印象を受けます。自己肯定感の低さも原因となっているのではないでしょうか。
お客様の人生に関わる大切なお仕事だからこそ、「完璧でなければいけない」「間違ってはいけない」というプレッシャーを自分にかけてしまいがち。お金を頂く以上は「プロの占い師」ですから、その点でも責任を感じてしまいやすいですね。

しかし、鑑定の結果をどのように受け取るかは「相談者自身」です。さらに鑑定結果を元に占い師の回答についても同時に評価されるのは仕方のないことです。

どちらにしても、この点については相談者が占い師を評価する部分ですから、ダメなら依頼が徐々に来なくなるぐらいに考えるべきだと私は思います。

3. 比較する相手が多すぎる問題

SNSを開けば、キラキラした占い師さんたちがずらり。「あの先生はあんなに凄いのに、私なんて…」と比較して落ち込んでしまう。でも、その比較って本当に必要でしょうか?

実はどれだけ有名な占い師も「Yahoo知恵袋」などを見ればわかりますが、あの人の占いは当たっていますか?あの人は本物ですか?と言った問いをよく見かけます。ちょっと検索してみれば10件や20件どこではありません。100件を超える質問と回答のスレッドが表示されます。

SNSのキラキラ系占い師と言えども例外ではありません。SNSでやっているのは「良かった評価メッセージだけ」をブランディングの一環としてアップしているに過ぎなくて、その投稿だけを見て占い師を評価するのは危険ですし100%良いレビューしか来ない占い師こそニセモノです 笑

偽物症候群から抜け出す3つのステップ

ステップ1:「まだまだ」を「成長中」に言い換える

「私なんてまだまだです」ではなく、「私、今成長中なんです」と言い換えてみてください。

同じ状況でも、言葉が変わるだけで印象がガラッと変わりますよね。成長中って、とても前向きで素敵な状態だと思うんです。

今日から試せるアクション:

  • 謙遜したくなったら「成長中です」「勉強中です」と言い換える
  • 毎日、小さな成長を3つ書き出す習慣を始める

ステップ2:お客様の声を「証拠」として集める

占い師としての自分を客観視するために、お客様からのポジティブなフィードバックを記録しておきましょう。

「ありがとうございました」「心が軽くなりました」「当たっていました」

こうした声は、あなたの実力の証拠なんです。偽物症候群が顔を出したときの特効薬になりますよ。

今日から試せるアクション:

  • お客様の感謝の言葉を専用ノートに記録する
  • 月末に振り返って、自分の成長を確認する
  • スクリーションショットを集めて特定のフォルダで管理する

ステップ3:「完璧」より「誠実」を目指す

完璧な占い師なんて、この世に存在しません。でも、誠実な占い師にはなれるんです。
どれだけ凄いと言われている占い師でも「全然当たらない」「ウソばっかり」「あの先生嫌い」と言う人は必ずいます。
占い業界だけに限った話ではなく、「全ての人間関係」の中でそれらは生まれ続けていることを忘れないで欲しい

お客様が本当に求めているのは、完璧な予言者ではなく、真摯に向き合ってくれる誠実なパートナーなんですよね。

今日から試せるアクション:

  • 分からないことは「分からない」と正直に伝える
  • 自分の解釈に不安があるときは、複数の視点を提示する
  • ポジティブな観点の立ち位置をキープする

そもそもネガティブな感情からは「何も生まれません」物質的な面からも精神的な面から見ても「良い事なんてひとっつもない」んです。

ネガティブな状況、自分に自信がない状況になっている自分に気付いた時は即座に気持ちを切り替えて前向きになる思考にチェンジしてください。

偽物症候群は「成長の証」

実は、偽物症候群って、あなたが成長し続けている証拠でもあるんです。

本当に何もできない人は、「自分ができない」なんて思わないものです。だからこそ、「私なんてまだまだ」と感じるあなたは、きっと素晴らしい占い師になれる素質を持っているんですよね。

たくさんの占い師を育成してきた経験からの感想ですが、ぶっちゃけて「え?これは素人では?」と思うような人もプロとして活動しちゃってる人も実際に存在しています。

自分に自信を持って!と語ってる記事ではありますが、さすがに最低限の占い師としてのレベルは満たしていないと、相談者様からお金を頂くのは失礼ですよね。

でも、私のところに相談に来ると言うことは本人もその事を自覚してるんですよね。

もしくは星1レビューを入れられて凹んでいる。そのような状態の人が「学び直し」の意味も含めて相談に来て頂いています。

まとめ

偽物症候群から抜け出すためのポイントをおさらいしてみましょう:

  1. 言葉を変える:「まだまだ」→「成長中」
  2. 証拠を集める:お客様の声を記録する
  3. 目標を変える:「完璧」→「誠実」

「私なんてまだまだ…」そんな謙虚なあなただからこそ、お客様に寄り添える優しい占い師になれるんだと思います。

完璧でなくても大丈夫。誠実であれば、それで十分なんです。

あなたの占い師としての旅路を、心から応援しています。一緒に、一歩ずつ成長していきましょうね。

で〜びす金星王
講師
占い師という仕事は、私の人生を色鮮やかに変えてくれました。人の心に寄り添い「ありがとう」と涙ながらに感謝される経験は、何にも代えがたい私の宝物です。

現在はその後進の育成に情熱を注いでおり、教え子から「お客様に心から感謝され、占いだけで自立できました!」と輝く笑顔で報告をもらうことが、何よりの喜びとなっています。この記事が、あなたが豊かさへの一歩を踏み出すきっかけになれば幸いです。

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