お客様に「感想を書いてもらえませんか?」とお願いした時、心の中で「うわ、営業っぽくて嫌だな…」って思ったことありませんか?そして相談者の方も「えっと…何を書けばいいんだろう?」みたいな微妙な空気になって、結局当たり障りのない短い感想をもらって終わり…なんて経験、一度や二度じゃないはずです。
本来ならば、お客様の声って「お願いして書いてもらうもの」じゃないんです。本当に満足した相談者って、放っておいても勝手に感想を話し始めるんですよね。友達に自慢話をするみたいに「あのね、すごい占い師さんに会ったの!」って。これが自然な人間の心理なんです。
考えてみてください。美味しいラーメン屋さんを見つけた時、店主に「SNSに投稿してください」って言われなくても、思わず写真を撮ってしまいませんか?感動した映画を観た後、誰かに話したくてウズウズしませんか?人間って、本当に良い体験をした時は、その感情を誰かと共有したくなる生き物なんです。逆に言えば、お客様の声が自然に出てこないということは…まあ、そういうことです(笑)。
実際に、私がサポートしている占い師の先生方の中で、お客様の声を自然に集められるようになった方々は、驚くような変化を体験されています。リピート率が3倍になった先生、新規のお客様からの依頼が月に50件も増えた先生、そして何より嬉しいのは「先月50万円超えました!」という報告を貰うこともあります。
でもここで重要なのは、テクニックではありません。相談者の心理を理解することです。人は満足度70%だと「まあ良かったかな」で終わりますが、満足度95%を超えると「この感動を誰かに伝えたい!」という気持ちが自然に湧いてきます。この心理的な境界線を越えることができれば、お客様の声は勝手に集まり始めるんです。
そしてその声が、あなたに代わって24時間働く「最強の営業マン」になります。新しいお客様が来る前から、すでにあなたへの信頼と期待を高めてくれる。これほど強力な営業ツールは他にありません。
この記事では、相談者が「この先生すごい!みんなに教えたい!」と心から思えるような鑑定の作り方から、自然にお客様の声をいただくための具体的な方法まで、すべてお伝えします。読み終わる頃には、きっとあなたも相談者から感謝の声が自然に届く占い師になっているはずですよ。
なぜ「お客様の声」のお願いが難しく感じるのか?
「あの…もしよろしければ、感想を200文字以上で…」
あれ?なんで急に声が小さくなっちゃったんでしょう?さっきまであんなに自信満々に鑑定していたのに、レビューのお願いをする瞬間、まるで別人のようにオドオドしてしまう占い師さん、本当に多いんです。
これ、実は占い師特有の「心理的ハードル」が原因なんです。
多くの占い師さんが、レビューをお願いする瞬間に「急にビジネスライクになってしまう自分」に気づいて、内心で「うわあ…」って思ってしまうんですよね。さっきまで相談者の心に寄り添って、優しく包み込むような雰囲気だったのに、いきなり「契約書にサインしてください」みたいな空気感に変わってしまう。
そして相談者の方も敏感にその変化を察知します。「あれ?この人、私から何かを取ろうとしてる?」って。まるで温かいカウンセリングの後に、いきなり営業マンが現れたような感覚になってしまうんです。
これが「壁理論」と呼ばれる現象です。占い師と相談者の間に、目に見えない透明な壁がスッと立ってしまうんですね。さっきまで心を開いていた相談者が、急に警戒モードに入ってしまう。
でも、なぜこんなことが起きるのでしょうか?
実は、多くの占い師さんが無意識に「レビューをお願いする=利益を得ようとする行為」と捉えてしまっているからです。心の奥底で「私がお客様から一方的に何かを搾取しようとしている」という罪悪感を感じてしまう。だから声のトーンが変わってしまうし、態度も不自然になってしまいます。
「本当はレビューがほしいけど、でもお願いするのは申し訳ない…」 「相談者の方に負担をかけてしまうんじゃないか…」 「断られたらどうしよう…」
こんな複雑な感情が一気に押し寄せて、結果的に中途半端なお願いになってしまう。そして相談者の方も「なんか変な空気になったな…」と感じて、義務的に短い感想を書いて終わり、というパターンに陥ってしまうんです。
実際に、ある占い師さんはこんなことを言っていました。
「レビューをお願いする時だけ、なぜか自分が詐欺師になったような気分になるんです。さっきまで『あなたの幸せを願っています』って言っていたのに、急に『私の利益のために協力してください』って言っているような…」
分かります?この心理的ジレンマ。
でも、これって実は大きな勘違いなんです。本当に相談者が満足している時って、レビューを書くことは「負担」じゃなくて「喜び」なんですよね。感動を誰かと共有したい、この素晴らしい占い師さんを他の人にも知ってもらいたい、という純粋な気持ちから生まれるものなんです。
つまり、この心理的ハードルを感じてしまうということは、まだ相談者の満足度がその境界線に達していない可能性があるということなんです。
次の章では、どうすればこの心理的ハードルを越えて、自然にお客様の声をいただけるようになるのか、その具体的な方法をお伝えしていきますね。
自然に「お客様の声」をいただく3つのタイミング
さて、ここからが本題です。お客様の声を自然にいただくには、実は「黄金のタイミング」が3つあるんです。これを知らずに適当なタイミングでお願いしても、さっき話した「急にビジネスモード」の空気になってしまうだけ。でも、このタイミングを理解すれば、相談者の方から「ぜひ感想を書かせてください!」と言ってもらえるようになります。
タイミング1:「腑に落ちた瞬間」を狙い撃ち
最初のゴールデンタイミングは、相談者が「あ!そういうことだったんですね!」と腑に落ちた瞬間です。これ、鑑定中によくありますよね。モヤモヤしていた悩みの本質が見えた時、相談者の表情がパッと明るくなる瞬間。
この時の相談者の心理状態って、実は「誰かにこの発見を話したい!」モードになっています。新しい視点を得た喜びで、胸の中がワクワクしている状態。だからこのタイミングで「今のお気持ち、よろしければ感想として残していただけませんか?生の声が他の方の励みになるので」とお伝えすると、とても自然に受け入れてもらえます。
ポイントは「生の声が他の方の励みになる」という部分。これで相談者は「自分の体験が誰かの役に立つ」と感じて、むしろ積極的に協力してくれるようになるんです。
タイミング2:「感謝の言葉」が出た直後
二つ目のタイミングは、相談者から自然に「ありがとうございます」「本当に助かりました」という感謝の言葉が出た直後です。この瞬間って、相談者の心が最も開いている状態なんですね。
人間の心理として、感謝の気持ちが湧いている時って、「何かお返しをしたい」という気持ちも同時に生まれるんです。心理学では「返報性の原理」と呼ばれる現象ですが、要するに「してもらったから、私も何かしてあげたい」という心境になっているということ。
このタイミングで「お客様のそのお言葉、同じような悩みを持つ方にとって本当に希望になると思うんです。もしよろしければ、今の気持ちを感想として残していただけませんか?」とお伝えすると、喜んで協力してくれる確率がグッと上がります。
ここでのコツは「同じような悩みを持つ方の希望になる」と伝えること。自分の体験が社会貢献になると感じると、人は積極的に行動したくなるんです。
タイミング3:「変化の実感」を報告された時
三つ目、そして最も強力なタイミングは、後日連絡をいただいて「先生のおかげで状況が変わりました!」という報告を受けた時です。これはもう、お客様の声をいただく絶好のチャンスですね。
なぜなら、この時の相談者は「結果」を手にしているから。鑑定の時点では「希望」だったものが「現実」になっているわけです。そしてその変化を誰かに話したくてウズウズしている状態。まさに口コミが生まれる瞬間なんです。
このタイミングでは「素晴らしい変化ですね!きっと同じような状況で悩んでいる方がたくさんいらっしゃると思うので、差し支えなければ、この体験をお客様の声として共有させていただけませんか?具体的な変化のプロセスも含めて」とお伝えしましょう。
「具体的な変化のプロセスも含めて」というのがポイント。これで相談者は自分の成功体験をより詳しく語りたくなり、結果的に魅力的なお客様の声になるんです。
利害関係を利用する方法もあります。
レビューでこの鑑定の感想や思ったことをなどを書いといて貰えれば、後日フォローメールする際にも私の方でより良いアドバイスを追加でDM出来ますので、良かった部分と悪かった部分を書いて頂ければ あなただけのアドバイスメッセージを送れるのでお願いしたいです。と伝えればお客様も「鑑定の続き」を求めて行動してくれやすくなります。
ビジネスライクではありますが、これなら「特別扱い」「無料プレゼント」に近い形になりレビュー投稿率が格段にUPします。
共通する心理的な仕組み
この3つのタイミングに共通しているのは、相談者が「ポジティブな感情の絶頂」にいるということ。そして「この体験を誰かと共有したい」という心理状態になっているということです。
逆に言えば、相談者がまだ迷いの中にいる時や、満足度がそれほど高くない時にお願いしても、心理的な抵抗を感じてしまうだけ。タイミングが全てです。
そして何より大切なのは、お客様の声をお願いする時も「相談者のため」「他の方のため」という視点を忘れないこと。「私のビジネスのため」という下心が少しでも見えてしまうと、せっかくのタイミングも台無しになってしまいます。
次の章では、このタイミングでどんな言葉を使えば、より自然にお客様の声をいただけるのか、具体的なフレーズをお伝えしていきますね。
断られることを恐れない心の持ち方
「No」も贈り物だと考える
これは私が長年の経験で学んだことなんですが、お客様に「No」と言っていただくことも、実はとても価値のあることなんです。
なぜなら、お客様が正直に気持ちを表現できる関係性ができている証拠だから。
遠慮や気遣いで「Yes」と言われるより、本音で「今回は控えさせていただきます」と言っていただける方が、よっぽど健全な関係だと思いませんか?
Noと言われることは正直あまりありません、なんなら「絶対レビュー書きます!」と言われてスルーされる場合すらあります。
ただ中には本当に「No!」と言ってくる人もいるので、そんな時も心の準備をしておけばダメージも最小限に抑えられますので「No!」と言われて当然、断られて当然と言う「ダメ元」で望んでください。
ただ、CTA(コールトゥアクション)として「レビューが欲しい」と言う気持ちは伝えるべきです。
「あの・・・もしよろしければ・・・・レビューを」なんて弱々しい言い方では伝わりません。
断られた時の対応も信頼構築のチャンス
もしお断りされた時は、こんな風に返してみてください。
「もちろんです!お気遣いなく。今日は貴重なお時間をいただけただけで、私は十分幸せです。また何かありましたら、いつでもお声かけくださいね」
この対応ひとつで、お客様は「この人は本当に私のことを大切に思ってくれている」と感じてくださるはずです。
効果的な「お客様の声」依頼文のテンプレート
パターン1:シンプル版
「本日は貴重なお時間をありがとうございました。もしお時間があるときに、今日の感想を一言でも残していただけると、私にとって何よりの励みになります。もちろん、お気遣いなく!」
フランクな口調でやり取りが出来てるお客様だと「有難う御座いました。あ レビューお願いしますね」とシンプルな一言を添えておきましょう。
パターン2:共感型
「○○さんのお話を伺っていて、同じような状況で悩んでいらっしゃる方が他にもきっといるなと感じました。もしよろしければ、今日の気づきや感想を、そんな方々への応援メッセージとして残していただけませんか?」
パターン3:成長共有型
「今日の○○さんの気づきや変化、本当に素晴らしいと思います。そのような貴重な体験を、差し支えない範囲で感想として残していただけると、私自身の成長にもつながりますし、同じような悩みを持つ方の希望にもなると思うんです」
集めた「お客様の声」を最大限活用する方法
単なる宣伝ツールで終わらせない
せっかくいただいた貴重な声、ただホームページに掲載して終わり…では、もったいないんです。
お客様の声は、あなた自身の鑑定スキルを向上させる最高の教材でもあります。
- どんな言葉がお客様の心に響いたのか
- どのタイミングで気づきが生まれたのか
- どんな表現が分かりやすかったのか
これらを分析することで、あなたの鑑定はさらに深化していきます。
声をくださったお客様への感謝も忘れずに
感想をいただいたら、必ずお礼の連絡をしましょう。
「素敵な感想をありがとうございました。○○の部分が特に印象的で、私も改めて気づかされることがありました。このような形で成長の機会をいただき、本当に感謝しています」
こうしたやり取りが、長期的な信頼関係につながっていくんです。
頂いたレビューはお客様へ確認してSNSなどへの再掲載したり、プライバシー部分は伏せて「こんなレビューを頂きました。嬉しすぎる!!!」と投稿するだけで、あなたと仲良くなりたい相談者が増えて積極的にレビューして貰えるようになります。
まとめ
「お客様の声」をお願いすることは、決して恥ずかしいことでも、図々しいことでもありません。
お客様の貴重な体験を、未来の誰かの希望に変える。そんな素敵な循環を作るお手伝いをしているだけなんです。
大切なのは、相手のことを心から思いやる気持ちと、適切なタイミングでの自然なお願い。そして何より、断られても全く問題ないという心の余裕です。
最初は緊張するかもしれませんが、一度やってみると意外と自然にできるものですよ。私も最初は手が震えるくらい緊張していましたが(笑)、今では鑑定の自然な流れの一部になっています。
あなたの鑑定で心が軽くなったお客様の声は、きっと多くの方の希望の光になります。その架け橋役を、自信を持って担ってくださいね。